『孔子廟事件』(最大判令3.2.24)の判旨と争点をわかりやすく

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武器になる本 【『憲法』の判例一覧】重要判例まとめ【わかりやすい有名判例】

『孔子廟事件』(最大判令3.2.24)をご紹介させていただきました。

可能な限り、わかりやすくまとめたつもりです。

このページでわかること
  1. 判例の論点
  2. 参考文献

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注:このページの情報は自分独自の考察も元としています。

間違っていないとは言い切れませんので、あくまで一つの参考にして下さいませ。

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『孔子廟事件』(最大判令3.2.24)の判旨と争点

事案:公園敷地の無償提供

一般社団法人の所有する孔子廟について、那覇市長が公園敷地を無償提供した。

>>【裁判所のホームページ】固定資産税等課税免除措置取消(住民訴訟)請求事件

争点:政教分離原則への是非

公園敷地の無償提供は、政教分離原則に反するか?

結論:違憲

反する。

理由:宗教性が肯定できるから

・孔子の生誕の日に行われる祭礼は、孔子の霊を迎え、これを崇め奉るという宗教的意義を有する儀式というほかなく、本件施設については一体としてその宗教性を肯定できる

・本件設置許可の期間は3年であり、公園の管理上支障がない限り更新が予定されているため、継続的に利益を享受するといえる

『孔子廟事件』(最大判令3.2.24)の判旨と争点まとめ

まとめ
  1. 公園敷地の無償提供は政教分離原則に反する

参考文献

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