【『ヤバい集中力』書評】100%確実に集中力を上げるならコレ一冊でOK

獣と調教師

いやー、久しぶりに良本に出会いました(感嘆)。

その名も『ヤバい集中力』。

タイトルの通り集中力をテーマにした一冊です。

 

実はこの本は個人ブログ『パレオな男』の鈴木祐さんが著者ということもあり、前々から早く発売日にならないかとウズウズしておりました。笑

で、実際に読むと『すげぇ…!』の一言。

 

数ある集中力本を読んでは失敗を繰り返してきた僕にとって、おそらく本書が最後の集中力本になるでしょう(多分)。

やる気がみなぎる

とはいえ、今よりも集中力を上げたいと思っている方には例外なくおすすめの一冊です。

とりあえず集中力に悩んでいるすべての方に読んで頂きたい本となります。

 

ということで今回は、本書が一人でも多くの方の目にとまって欲しいとの願いを込め、おすすめポイントをまとめました。

著者の迷惑にならないようネタバレには気を付けてご紹介していきます(`・ω・´)ゞ

続きを見るとわかること
  1. 【5つ】ヤバい集中力のおすすめポイント

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【『ヤバい集中力』書評】超絶おすすめな5つのポイント

結論からいうと、『ヤバい集中力』のおすすめポイントは以下の5つです。

本のおすすめポイント
  1. 信頼度が高い研究論文を厳選
  2. 集中力の本質を掘り下げている
  3. 解説が死ぬほどわかりやすい
  4. 親切なロードマップ付
  5. 本自体が集中力の産物

ぶっちゃけもっとたくさんありますが、ギュッと濃縮すると上記の感じかなと。

それでは順にご説明していきます<(_ _)>

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<1>信頼度が高い研究論文を厳選

まずはコレ。

本の中身は世界中で発表された研究論文を元にしています。

心理学をはじめとして脳科学や栄養学などなど…。

 

研究論文を引用するスタイルは『パレオな男』を見ている方ならご存知の通り。

とはいえ、本書の巻末に掲載された参考文献はなんと合計で86本。

数がエグい/(^o^)\

研究文献

論文掲載の数だけ見ても、この本の確度の高さがピカイチなのは間違いないです。

 

逆をいうなら、本書が自己啓発本にありがちな根性論を排除している証拠ともいえます。

というのも、ビジネス系の書籍って『俺はこうやって成功したぜよ!』みたいな根性論を押し付ける本が少なくないんですよ。

 

まぁ僕も一時期ハマっていたのでダメとはいわないですが、経験的にそういった本は長期的な効果が見込めません。

そのため、一種のカンフル剤ではなく本当の意味で集中力を上げたいなら本書一択です。

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<2>集中力の本質を掘り下げている

集中力の本質を掘り下げているのも本書のおすすめポイントの一つ。

本の中で著者も話していますが、集中力の真の正体がわからないままでは、そのパワーを使いこなすことは不可能。

 

その意味では、集中力のハウツー本の中で、本書ほど集中力の本質を掘り下げた一冊は他にはないと思います。

 

とはいえ、本の中に小難しい説明はほとんどありません。

定義が難しい『集中力』という言葉を『獣と調教師』という頭の中でイメージしやすい言葉で説明していたためです。

獣と調教師

ちなみに『獣と調教師』は本の前置きの話ですが、ここを理解しておくと内容への理解がより一層深まります。

ですが、すぐに集中力を上げる方法を知りたいなら後で読んでもOKな項目です。

 

『集中力=獣(本能)+調教師(理性)』の図式だけ頭に入れておけば十分理解できます。

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<3>解説が死ぬほどわかりやすい

さきほどの続きにもなりますが、本全体の話のわかりやすさもピカイチです。

うつぶせで本を読む男性

個人的な感想ですが、本書は大衆に触れることを想定してか、著者が普段運営するブログよりも読み手のハードルをグッと下げている印象を受けました。

例として本書の2章を取り上げます。

トピック
ニュースの紹介:ゲームが原因で死ぬ人がいる
読者への問いと説明
死ぬまで集中してしまう原因について説明
本筋
ゲームにハマるメカニズムを仕事や勉強に活かす方法を紹介

いきなり本筋に入らず、身近なトピックを取り上げて話が進んでいくので、内容がスッと頭に入ってきました。

集中力への理解がゼロの方でも問題なく読めるはずです。

 

さらにエビデンスを重視している本なので%や比率が多く登場しますが、これも例え話をはさみながら紹介しているので読者にやさしい印象です。

ナマケモノ君

5%の集中力アップっていわれても…
5%前後の集中力アップはチェスの世界ランキングが5,000位⇒3,000位に匹敵するって書いてあるよ!

パンぞう

僕は小難しい集中力本も読んだことがありますが、ぶっちゃけ眠くなったこともあります(僕がバカなだけかもですが)。

 

とはいえ、目標達成率が『d=+0.40』とか、Sアデノシルメチオニンが~といった話だけだと退屈に感じる方もいるはず。

その意味でも本書は質の高さは担保しつつも何事も噛み砕いて説明してくれています。

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<4>親切なロードマップ付

本の最後には、紹介されたテクニックを効率的に使うロードマップも載っています。

ジムでランニング

『ヤバい集中力』はサブタイトルにもある通り、全45種類もの集中力向上のテクニックが書かれています。

たくさん載っているのはありがたいですが、いざ使おうとすると『どれが良いのだろうか…』と迷っちゃいそうです。

その意味でもロードマップの存在はありがたいです。

 

ロードマップは7段階にわけて書かれています。

本を一通り読み終わったら集中力向上の道しるべになりますよ。

まずは手軽なレベル0、レベル1からやってみようっと!

ナマケモノ君

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<5>本自体が集中力の産物

最後のおすすめポイントはこの本そのものです。

何だか意味不明に聞こえるかもですが、要するに『こんなに質の高い本が書ける筆者の集中力は間違いない!』ということです。

本のおすすめポイント
  1. 信頼度が高い研究論文を厳選
  2. 集中力の本質を掘り下げている
  3. 具体例が死ぬほどわかりやすい
  4. 親切なロードマップ付

繰り返す通り本のおすすめポイントは上記の通り。

これだけ内容のある本を書ける筆者の集中力は控えめにいって凄まじいです。

僕は読んでいて感動を覚えました。

 

というのも、例えばいくら論理的なダイエット本を書いていたとしても筆者自身が太っていたら嫌じゃないですか?

少なくとも僕はめちゃくちゃ嫌です。笑

 

なので集中力が高い筆者が書いているので、それだけでおすすめポイントになるということです。

読んで頂ければ、この本をまとめる労力が相当なものだったことがわかりますよ。

控えめにいって、コスパの高さはヤバいです。

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ヤバい集中力の書評まとめ

「ヤバい集中力」を手に入れるのは、実に難しい作業です。

上記は本の中で著者が話した言葉です。

つまりは理想的な集中力は一長一短では手に入らないということ。

 

恥ずかしながら僕も数えきれないほどの集中力本を読みましたが、上記の一文には納得です。

実際に集中力本を読み終わって残るのは妙な満足感のみでしたので( -`д-´)キリッ

 

ですが、この本は本物なので僕が読む最後の集中力本な気がします(多分)。

とはいえ、繰り返す通り理想的な集中力が一長一短では手に入らないことは重々理解しています。

 

なのでしばらくは『ヤバい集中力』が手放せなくなりそうです…!

僕と同じ集中力にお悩みの方は、是非本の内容を実践しながら試行錯誤を続けていきましょう( ・ㅂ・)و ̑̑

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