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Amazonレビューを信用してしまう理由
心理学ではウィンザー効果といって「直接言われるよりも第三者から言われることの方が信用してしまいやすい」という心理効果があります。
つまりAmazonのレビューなどに書かれている第三者からの評価というのは「信用できるものだと錯覚しやすい」ということです。
Amazonレビューは信用してはいけないなどと全否定するつもりはありませんが、レビューの評価に左右されやすい方は要注意です。
僕もAmazonはよく利用しますが、買おうか迷ったときにレビューの評価が高いことを確認すると、なんだか背中を押されたような気がします。
しかし、心理学的には口コミの評価はウィンザー効果が働いて信用してしまいやすいので気を付けないといけないんですね。
Amazonに限らず口コミサイトのレビュー評価だけで何事も決めつけないようにすることが必要です。
Amazonレビューが信用できるかの見分け方【2つ】
トモヤ
Amazonレビューに限らず口コミサイト全般に言えることです。一緒に学んでいきましょう!
<1>当日の体験に基づいたレビューは要注意
マーケティング研究者のチェンとルーリーは「当日の体験に基づいて書かれたレビューは信用されやすい」との研究結果を明らかにしました。
「今使ってみたんですが…」、「さっき届いたところ…」などという文がレビュー内で使われていたら要注意ということですね。
では、なぜ当日の体験に基づいて書かれたレビューは信用されやすいのか?
はっきりとしたことはわかりませんが、一つは「体験に基づいた文章は製品を使った姿が想像できる」ことにあると考えられます。
Amazonをはじめとしたレビューには書いた方の顔が見えませんが、体験に基づいた文章はリアルさが増すので見ている方の感情が揺さぶられやすいのかもしれません。
「体験に基づいたレビューは信用度が増す」というのは理由を抜きにしても海外のマーケティング研究で明らかになっている内容なので、意図的に利用している方がいても不思議ではないんですね。
もしあからさまに体験談を前面に押し出したレビューがあったら、まずは疑ってみることが大切ということになります。
<2>評価が高過ぎるレビューは信用しない
海外では「サムスン電子」がサクラを雇って自社や他社のネット評判を操作した罪で罰金支払いを命じられました。
Amazonをはじめとしたレビューの評価を操作する行為は今や企業単位で行われています。
それだけレビューの評価一つで製品が売れるかどうかがかかっている証拠でもありますが、そう考えると日本でもレビューを操作する行為が行われていても不思議ではありません。
つまり、レビューの評価が高過ぎるときは要注意です。
Amazonであれば☆5しかないレビューのことですが、誰がどう見ても怪しいですよね。笑
特にレビューの件数自体が少ないのであれば高評化ばかりでもまだわかりますが、それなりに数があるのに☆5ばかりでべた褒めのオンパレードのときは考え物です。
僕もAmazonを見ていて☆5ばかりの心理学本があったので実際に書店で確認しましたが、お世辞にもおすすめできる本ではありませんでした…。
ある程度ネット慣れしている方であれば、レビューの評価が高過ぎることに怪しさを感じるかと思いますが、評価が高い=良い品とは限らないことは覚えておきたいですね。
Amazonレビューの信用性のまとめ
昨今では食べログ情報の削除を巡って訴訟が起こるなど、口コミの力はネットの普及が進むにつれて無視できないほどになってきました。
Amazonレビューをはじめとした口コミは誰でも手軽に書き込めることを特徴にしていますから、書き込んでいる人はより吟味した上で評価を下しているのかはわかりません。
いってしまえば、実際に買ったことがない方が書き込んでいる可能性もあるわけです。
「サクラ」のような方を雇って意図的にレビューを操作している可能性もあります。
今回は信用できるレビューの見分け方などについてを書きましたが、正直にいってすべてを見破るのは難しいです。
ですから、Amazonなどのレビューで書かれたことはあくまで参考程度にして、自分の意思で買うかどうかを判断することが大切です。
僕もAmazonを利用するときはレビューを見てからポチっとしないことを気を付けています…。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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