パンぞう
トモヤ
※以下より人工知能のことをAIと表記する
- 【7冊厳選】AIのおすすめ本【目的別】
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AI(人工知能)の独学本のおすすめ【AIがイチからわかる入門書ベスト3】
まずはAIがイチから理解できる入門書です。
AIを今一度おさらいしたい方も参考にどうぞ。
<1>人工知能は人間を超えるか
- AIの歴史や仕組みから、AIの正体がわかる
- 知識がゼロからでも理解できる
- AI研究の権威であり、東京大学教授の松尾豊さんが著者
まずはこちら。
AIの理解を深めるうえで、絶対に外せない一冊です。
AIの歴史や仕組み、種類といった内容から、AIの全体像がイチから理解できます。
『AIって将来人間を支配するの?』
『人間の仕事がAIに奪われるって本当?』
『そもそもAIって何がどうスゴイの?』
上記のような内容にもていねいに答えが書かれているため、世間一般で言われているAIと現実のAIとのズレを知り、本当の意味でAIの正体が理解できるようになれます。
僕もAIの勉強は本書から始めましたが、おかげでAIの全体像をよく理解することができました。その後の学習がスムーズにいったのも本書のおかげだと感じています。
読むのが簡単とは言いませんが、専門用語の解説もされているので、AIの知識がゼロの状態でも読めるように工夫されています。
著者はAI研究の権威である東大教授の松尾豊さんなので、信頼性も間違いないです。
ディープラーニングをはじめとした機械学習の内容もわかりやすく書かれているので、AIを仕事につなげたい方にもおすすめです。
<2>機械学習エンジニアになりたい人のための本 AIを天職にする
- 世界規模のAIエンジニア業界がわかる
- 効果的な勉強方法から就職の仕方も解説
AIエンジニア業界の全体像がつかめる一冊です。
日本だけでなく、世界各国のAIの動向についてくわしく解説がされています。
AI業界に必要とされる人物像についても知ることもできるので、AIの仕事をしたい方が読む入門書としてはピッタリです。
また個人的には、現在AIエンジニアとして活躍されている方々へのインタビュー記事も読み応えがありました。
効率的な勉強方法から就職・転職の仕方も書かれているのも特徴的です。
とはいえ、本書はあくまでAIエンジニア業界の全体像を知ることができる一冊という位置づけです。
プログラミングなどが学べる技術書ではないので、その点はご注意を。
【書評】『機械学習エンジニアになりたい人のための本』を徹底レビュー
<3>ビッグ・クエスチョン
- 9章にて天才物理学者スティーヴン・ホーキング博士が考えるAIの未来がわかる
入門本として最後におすすめしたいのがこちら。
天才物理学者スティーヴン・ホーキング博士が生前に書いた最後の本になります。
AIについてだけが書かれた本ではありませんが、ホーキング博士のAIに対する考えが9章にくわしく書かれています。
2014年、博士は生前にBBCのインタビューにおいて、『完全なAIの開発は、人類の終わりを意味するかもしれない』と話しており、どちらかというとAIの未来については悲観的な立場でした。
本書においてもその立場は変わりませんが、しかしながら、本のなかでは、そんな博士自身がAIに悲観的である理由がくわしく書かれているのが特徴です。
科学者らしく論理的な説明がなされていますので、読めば誰でも納得してしまうと思います。少なくとも僕は大いに納得しました。
AI(人工知能)の独学本のおすすめ【AIを使ったアプリやサービスが作れる本ベスト2】
続いてはプログラミングでAIを使ったアプリやサービスを作りたい方向けの本です。
どれも上級者向けの本になりますが、手を動かしながら読み進めることで少しずつ理解できるようになるはずです。
<1>PythonによるAI・機械学習・深層学習アプリのつくり方
- 画像認識や物体検出、言語判定といった幅広いジャンルのAIのプログラミングがわかる
- 各種ツールのインストール方法も書かれている
AIではおなじみの画像認識や物体検出、言語判定などをプログラミングで実装する方法がわかる本です。
コードが丸々載っているので、手を動かしながら勉強できる本になります。
さらに各種ツールのインストール方法といったプログラミングをするための環境の整え方も載っているのが特徴となっており、僕も本書を通じて多くを勉強できました。
とはいえ、一つ残念だったのは、コードの説明がていねいとはいえないところです。
そのため、AIというジャンルと相まって本書の難易度は出版側の想定よりかなり高くなっていると思います。
最低でもプログラミングを使って何かモノを作った経験などがないと、本書を理解するのは厳しいはずです。プログラミング経験のある方がAIを使って何かやりたいときには参考にはなります。
<2>ゼロから作るDeep LearningーPythonで学ぶディープラーニングの理論と実装
- 現在のAIブームの火付けとなった『ディープラーニング』の理論がわかる専門書
- 10万部突破のベストセラー
こちらは機械学習の一種である『ディープラーニング』の理論がイチからわかる一冊。
【ディープラーニングとは…】
自動運転やGoogleの検索エンジンなどで使われるAIの技術の一つ。
現在のAIブームの火付け役となった。
こちらも技術書らしくプログラミングを通して手を動かしながら勉強できる本となっており、ディープラーニングを理解したい方はもちろん、ディープラーニングを使って何かモノを作ってみたい方にもおすすめの本です。
しかし、さきほどの本と同じく本書も初学者向けの内容ではないので注意が必要です。
しかもディープラーニングの理論を根本から理解することを目的としているため、ライブラリも必要最低限しか使いません。
おまけに読み進めていくと、大学入学レベルの微分積分や統計といった数学的知識も必要となりますので、レベルが高い本です。
僕も100%理解できていません。泣
10万部突破のベストセラーなだけあって質は高いですが、理解するためのハードルもかなり高いことはご理解下さい。良い本であることに変わりはないですが。
AI(人工知能)の独学本のおすすめ【AIのプログラミングで使われるPythonの本ベスト2】
最後はプログラミング言語『Python(パイソン)』が勉強できるおすすめ本です。
【Python(パイソン)とは…】
プログラミング言語の一つ。
AIを使ったサービスの開発や運用によく使われる。
はじめにお伝えしておくと、『Python(パイソン)』を使えるようになることと、AIを理解することはまた別の話です。
ですが、将来的にAIを使ったアプリやサービスを作りたい方には参考になるはずです。
ここでも、エンジニアの僕が実際に見て役立った本のみをご紹介していきます。
<1>スラスラ読める Pythonふりがなプログラミング
- 『Python(パイソン)』の構文を意味が書かれたふりがなを通して学べる
- 全ページカラーでイラストも多くてわかりやすい
こちらはプログラミング言語『Python(パイソン)』の超入門書。
一つ一つのプログラミングコードに意味と一緒にふりがなが書いてあるのが何よりの特徴です。
プログラミングの意味を理解しながら読み進められるので、『Python(パイソン)』に限らず、はじめてプログラミングを勉強される方にはピッタリな内容となっています。
実際に僕も『Python(パイソン)』の勉強はこの本から始めましたが、おかげで理解が深まりました。とてもおすすめです。
『スラスラ読める Pythonふりがなプログラミング』を目次ごとにレビュー
<2>独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで
- 文系大学出身の著者が独学でプログラマーになった経験談が詰まっている
- 技術的なことだけでなく、プロとして活躍するために必要なスキルが学べる
こちらはプログラミングの仕事で活躍するために必要なスキルが幅広く勉強できるようになった本です。
文系大学出身の著者が、独学でプロのプログラマーになった経験談が元になっています。
著者は独学して1年足らずでプロになっており、さらにITの聖地シリコンバレーでの勤務経験もあるため、少なくとも、説得力については申し分ありません。
本では、そんな著者が自身の経験を踏まえながら、より確実にIT業界へ就職・転職する方法や、業界全体で求められる人物像についても書かれています。
技術書でありながらも技術以外のことも学べる本となっていました。
プログラマーをテーマにした地図のような本といって間違いないと思います。
【『独学プログラマー』を目次ごとに書評】話題のPython言語が学べる本
【AI(人工知能)の独学本のおすすめ】独学中のエンジニアの自分が見た本のまとめ
近年のAIの進歩は、ディープラーニングをはじめとしてすさまじいものがあります。
これからもっともっとAIが発展することは、僕が言うまでもなく間違いないことなんだろうと実感している次第です。
僕はAIについてはまだまだ半人前ですが、それでも自分が知り得たことを一人でも多くの方と共有できればと思っています。
最後までご覧頂きありがとうございました。