パンぞう
トモヤ
本書はAI(人工知能)に関わるAIエンジニア業界の動向や将来性、なり方が書かれている一冊。
AI業界を知るには間違いない書籍です。
今回はそんな本を目次ごとに、どんなことが書かれているのかを解説させて頂きますね。
- 現役エンジニアによる本のレビュー
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『機械学習エンジニアになりたい人のための本』をレビュー【著者は『Team AI』の代表者】
本の著者は『Team AI』の代表者でもある石井大輔さん。
【Team AIとは…】
AIエンジニアを目指される方向けにセミナーを開催したり、就職・転職のアドバイスをしている集団。
『Team AI』はAI業界に精通したプロ集団。
信頼性は抜群ですよ。
『機械学習エンジニアになりたい人のための本』をレビュー【目次ごとに解説】
『機械学習エンジニアになりたい人のための本』の目次は全8章となっています。
- AI業界の全体像と将来性
- AI業界の職種の種類
- AI人材になるための方法
- Team AIがオススメする勉強法
- AI業界に就職・転職するコツや方法
- AI技術で作られたサービスや製品
- AIエンジニアの仕事の進め方
- 世界のAIエンジニア事情と将来性
どんなことが書かれているのかを一つずつお話しさせて頂きます。
注)上の目次は運営者がわかりやすくまとめたものです。
<1>AI業界の全体像と将来性
まず1章では、AIエンジニアを含めた業界の全体像と将来性についてが書かれています。
AIエンジニアの一日のスケジュール例や年収についても載っています。
仕事のイメージがつかめる内容です。
ある調査では、AI業界の市場規模は2015年には1,500億円だったものが、2030年には2.1兆円へと急激に伸びる見込みとのこと。
システムの市場規模は2015年~2030年の間に13倍になるようです。
AIに関するスキルを身に付けることは将来性がありそうですね。
<2>AI業界の職種の種類
2章では、AI業界で働ける職種についての話。
本書では、AI人材は以下の5つがあると話しています。
- AIエンジニア
- データサイエンティスト
- 研究者
- データアナリスト
- セールスコンサルタント
この章を読めば、AI業界で働けるのはプログラミングができるエンジニアだけではないことがよくわかりますよ。
各職種になるための必要なスキルについても書かれています。
AI業界に興味がある方は必見の内容ですよ。
<3>AI人材になるための方法
3章はAIエンジニアになるためには具体的に何をすべきかのお話です。
読者のレベルに応じて細かく説明しているのが印象的でした。
ナマケモノ君
途中では文系でもOKという話が出てきますが、その理由も納得でした。
とはいえ、本では『習うより慣れろ!』ということを強調しています。
知識がいっぱいになってスキルが身に付いた気になるのはもったいないということですね。
<4>Team AIがオススメする勉強法
4章は本の執筆に関わっている『Team AI』がオススメする勉強法について。
オススメの本やスクール、イベントなどがURL付で紹介されています。
無料で情報収集できるブログやSNSについても紹介されているので、かなり参考になりますよ。
また、この手の話は著者が関わっているものだけを紹介することも少なくないですが…。
良いものを正直に紹介している点は素晴らしいと感じました。
トモヤ
<5>AI業界に就職・転職するコツや方法
5章はAI業界で働くためについての話。
求人の効率的な探し方やオススメの就職・転職サイトやエージェントの紹介をしています。
面接官にアピールできる履歴書や職務経歴書の書き方も例文を出しながら説明しています。
面接での話し方もわかりますよ。
また、最後にはAI業界は女性にとってもチャンスがあることが書かれています。
<6>AI技術で作られたサービスや製品
6章はAI技術で作られた既存のサービスのご紹介。
AI業界で働くモチベーションにつながる内容です。
自動運転や顔認証、Google翻訳などの有名どころから災害予測や声の再現化など最新の様々な技術がわかりますよ。
パンぞう
<7>AIエンジニアの仕事の進め方
7章はAIエンジニアの仕事の流れがわかる内容です。
専門用語が多いので他の章と違ってやや難しめですが…。
AIエンジニアとして働くうえでは知っておきたいことばかりです。
この章の内容を読めば、AIエンジニアがプログラミングをするだけの仕事でないことがよくわかります。
<8>世界のAIエンジニア事情と将来性
最後の章は、世界各国のAIエンジニア事情と将来性について。
シリコンバレーを中心にAIエンジニアの待遇と暮らしぶりがわかります。
【シリコンバレーとは…】
世界各国から優秀なエンジニアが集まるエリアのこと。
GoogleやAppleなどの大企業が存在する。
遠いことのように感じるかもしれませんが、夢のある話でもあります。
この章の内容を勉強へのモチベーションにするのも悪くないかもしれませんね。
『機械学習エンジニアになりたい人のための本』レビューまとめ
いかがだったでしょう。
本では、現在AIエンジニアとして活躍されているインタビューも載っています。
リアルな話を聞けるので、読んでいて引き込まれますよ。
興味が湧いた方は是非手に取ってみましょう!
最後までご覧頂きありがとうございました。