『なぜ当サイトで公文のことを取り上げるのか?』についての答え

まず誤解を解くうえではじめにお伝えさせて頂きますと、僕は決して公文式のことを悪く言いたいわけではありません。

内容によって気分を害された方がいたかもしれませんが、これだけは否定させて下さい。

 

むしろ僕は公文の講師経験を通じてとても多くのことを学ばせて頂き、感謝しています。

そして何より、公文で出会った教室長や子供たち、または本部の社員や保護者の方々は、僕にとって何物にも代えがたい財産です。

 

もっと言えば、公文だけでなく進学塾で講師をしてきた経験を踏まえても、公文式の教育方針や運営理念には大いに共感すべきところもあり、今でも素晴らしい塾だと思っています。

 

僕が一貫して持つ主張としては、『目的と時期をハッキリさせたうえでなら、公文に通う価値は間違いなくある』と思っています。

しかし、『公文式を誰にでもおすすめできるか?』と聞かれれば、答えは『No』です。

 

この点に僕が当サイトで伝えていきたい理由があります。

簡単にお伝えさせて頂きます。

当サイトが公文を取り上げる2つの理由

理由は大きくわけて2つあります。

<1>公文の本質(良し悪し)を知って頂き、通ってから後悔する方を減らしたい

まず一つは、良い面も悪い面もふくめた公文式の本質を伝えていきたいという思いです。

これには公文をより客観的かつ中立な立場から伝えられるという意味で、公文と進学塾の元講師の僕の経験が活きると思っています。

 

そういった思いに至った理由としては、公文は何かと誤解が多い塾だったからです。

『通わせてはみたけど結果が出なかった…』

『ろくに教えてくれないのに、プリントばかりやらせるぼったくりの塾』

こういった否定的な意見は、僕が公文で講師をしていたときに何度も耳にしました。

公文の良さを知っている僕としては、とても残念であり、胸が痛い思いです。

 

しかし、そのほとんどは、通う前に公文式のことをよく理解しておけば避けられるものであるとも思っていました。

 

そこで当サイトでは、公文に通ってから後悔する方を一人でも減らせるように、公文の本質(良い面と悪い面)をお伝えしていくことにしました。

 

とはいえ、すべての塾には良い面と悪い面が必ず存在します。

これは公文式に限らず、この世には『誰にでもおすすめできる塾』というのは存在しないということと同じです。

 

例えば、仮に『東大合格率99.9%!』を売りにした塾があったとしても、それは誰にでもおすすめできる場所ではありません。

 

当然、基礎学力がおぼつかない生徒は勉強についていけないでしょうし、もしかしたら月謝も必要以上に高額かもしれません。この時点で通うべき方はしぼられます。

 

それ以外にも、子供の性格や気質も合う合わないに影響するでしょう。

なので当サイトでは、そういった様々な要因を踏まえつつ、よりリアルな公文式をお伝えできればと思っています。

<2>公文のデメリットを決して言わない関係者に、疑問も少なからずあった

またこれも見過ごせないことですが、公文の関係者や、公文に肯定的な方からは、当然のことながら否定的な意見は出てきません。

この点も僕が当サイトで公文の本質(良し悪し)を伝えていきたいと思った理由です。

 

しかしながら、そういった姿勢の公文の関係者の方々を悪く言うつもりもまたありません。

それが仕事というものですし、立場上、自社のサービスをおすすめするのは当然です。

 

トヨタ自動車のディーラー(車を売る人)は『トヨタの車は良いですよ!』というでしょうし、Apple社の社員は『iPhoneを買うならAppleが良いですよ!』というのは当たり前の話だからです。

 

しかし、これから公文に通われる方々にデメリットを正しく伝えないでいると、結果として公文に対する悪評につながってしまうのもまた事実です。

そうなれば公文のためにもなりません。

 

僕は冒頭でもお伝えした通り、公文式には恩を感じています。

恩を正しく返す意味でも、これから公文に通う方が後悔しないためにも、当サイトでは正しい情報を伝えていきたいと思っています。

 

以上が僕の思いです。

全員に共感して頂けるとはまったく思っていませんが、少なくとも、僕の運営姿勢に疑問を感じた方は、一つのメッセージとして受け取って頂ければと思います。