悩む保護者
【公文式のまとめページ】今まで伝えてきたすべて
トモヤ
先取り学習に弊害があることは間違いありません。
公文の元講師の僕の経験からいっても以下のような弊害はよく見てきました。
- 理解がおろそかになる
- 悪い意味で勘違いする
- 勉強へのやる気がなくなる
はじめにいっておきますが上記は先取り学習をすることで陥る最悪のケース。
一度上記のようになってしまうと取り返しがつかなくなることも十分あり得ます。
とはいえ、公文で先取り学習するかどうかは親の意向が大きく左右されます。
そこで今回は先取り学習の弊害についてお話しするので『先取り学習の是非』について今一度ご理解を深めて下さいませ<(_ _)>
- 先取り学習が弊害になる理由
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公文の先取り学習の弊害は3つある【すべて実話】
冒頭でお伝えした通り先取り学習の弊害は以下の3つ。
- 理解がおろそかになる
- 悪い意味で勘違いする
- 勉強へのやる気がなくなる
くわしい理由を順にお話ししていきます。
<1>理解がおろそかになる
これは公文に限った話ではないですが…。
先取り学習をやりすぎると理解がおろそかになる恐れがあります。
理由は以下の通り。
- 詰め込みすぎて勉強した内容を忘れてしまう
- 先取り学習が目的になってしまう
まず1つ目ですが僕が公文で講師をしていたときに一番よく見た光景です。
流れとしては以下のような感じでした。
ご覧の通りですが上記のような感じになったら勉強したことがすべて無意味になってしまいますよね。
とはいえ、何度もいいますが公文ではよくある光景なんです。
それに公文は無駄に先取り学習をおすすめする塾です。
おそらく公文自体が先取り学習を公文式の売りだと思っているためでしょう。
『オブジェ』の存在が何よりの理由です。
【公文のオブジェ(トロフィー)は超優秀生の証】公文の元講師の自分が振り返る【天才だと思う】
なので2つ目の理由にある通り公文に通っていると先取り学習が目的になってしまいがちです。
先取り学習をすると講師も褒めますからね(スイマセン僕も褒めていましたが)。
しかも保護者の方も他の保護者との競争意識(?)なのかやたらと先取り学習をさせたがる方もいました。
しかし、繰り返しますが先取り学習を進めすぎると理解がおろそかになります。
子供の理解度を置き去りにすると弊害だけが残ってしまうので気を付けたいところですね。
それに先取り学習をすれば将来優秀になるわけではありません。
僕の経験からも自信を持っていい切れます。
<2>悪い意味で勘違いする
これもよくあります。
先取り学習をすると子供が悪い意味で調子に乗ってしまうパターンです。
というのも、公文では『先取り学習=良いこと』と位置付けているからです。
公文の講師
公文の生徒
先取り学習する生徒
ぶっちゃけ上記のような光景も僕は公文でよく見てきました。
もちろん先取り学習自体は褒められるべき良いことです。
しかし、褒められる側の人間からするとあまりに度がすぎるのは悪影響。
子供によっては先取り学習した内容をいざ学校の授業で習っても『知ってるから聞く必要ないか…』とナマケたりすることも。
すると当然他の生徒とは差が付きます。
結果的に学校の先生からの評価も悪くなって成績も伸び悩むのはいうまでもないですよね。
なので先取り学習することで調子に乗ってしまって負の連鎖に陥ることもあるんですよ。
<3>勉強へのやる気がなくなる
さきほどまでの話の続きになりますが…。
人によっては先取り学習をすることで勉強へのやる気がなくなってしまうことも。
これは先取り学習が学校の成績にすぐ直結しないことが理由です。
そもそもですが先取り学習で勉強する内容は学校ではまだ習っていません。
なので先取り学習を一生懸命やったところで自分がどの程度力が付いているのかわからない面があります。
特に成績を上げたりテストで良い点数を取ることにやりがいを感じている子供は要注意。
先取り学習をした結果勉強が楽しくなくなってしまう危険はかなりありますので。
公文の先取りの弊害まとめ
- 理解がおろそかになる
- 悪い意味で勘違いする
- 勉強へのやる気がなくなる
先取り学習にはメリットもあればデメリットもあります。
とはいえ、大切なのは目的を見失わないことです。
先取り学習するときは目標や目的をハッキリしてから行うことが大切だと思いますよ。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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