【公文の国語で読解力はつかない】公文の元講師の自分が理由を伝えます

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公文の国語で読解力は身につくのかしら…?
公文と進学塾で講師をした僕の経験をお伝えさせて頂きます!
【公文式のまとめページ】今まで伝えてきたすべて

トモヤ

結論からいうと、公文で国語を勉強しても読解力はつかないと思います。

理由は以下の通りです。

公文の国語で読解力はつかない理由
  1. 答えを覚えてしまいやすい
  2. 教えない公文式の学習法
  3. 先取りすると読解どころではなくなる
  4. 国語に満足している保護者は少ない

上記はすべて、僕が公文で講師をしていたときに見た事実です。

僕自身、公文にはとてもお世話になりましたが、今回は見て下さった方のためにリアルな話をお伝えさせて頂きます<(_ _)>

続きを見るとわかること
  1. 【4つある】公文の国語で読解力がつかない理由
  2. この手の評判を知る上での注意点について

公文の国語で読解力はつかない4つの理由

冒頭でお伝えした通り、公文の国語では読解力が身につかない理由は以下の4つです。

公文の国語で読解力はつかない理由
  1. 答えを覚えてしまいやすい
  2. 教えない公文式の学習法
  3. 先取りすると読解どころではなくなる
  4. 国語に満足している保護者は少ない

ちなみにですが、公文の国語でもまったく読解力が身につかないわけではありません。

上記はあくまで一般的な他塾と比べた話ですので、その点は悪しからず。

 

それでは上記の理由を順にくわしくお伝えしていきます。

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<1>答えを覚えてしまいやすい【繰り返し学習の問題点】

まずこれは国語に限った話ではありませんが、公文式の勉強は答えを覚えてしまいやすい弱点があります。

理由は公文でおなじみの『繰り返し学習』です。

【繰り返し学習とは…】

何度も同じ教材プリントを勉強することで知識の定着を図る学習法のこと。

生徒によっては3、4回同じ教材プリントを繰り返すこともある。

繰り返し学習は公文の特徴的な学習法なので、ご存じの方は多いかもしれません。

勉強中の子ども 【『公文は効果なし』なのは間違い】進学塾と公文の元講師の自分の話

ですが、僕が働いていた教室では、何度も同じ問題を解くことで答えを丸暗記してしまっているケースは少なくありませんでした。

いわば繰り返し学習の弊害です。

 

しかも公文の場合は算数や英語に比べて、国語の問題はより答えを覚えてしまいやすい特徴を持っています。

それは、国語が教材プリント1枚あたりの問題が少ないことに他ありません。

テスト

問題数が20問のプリントと5問のプリントでは、後者の方が答えを覚えてしまいやすいのは明らかですよね。

 

とはいえ、答えを丸暗記しても生徒にとっては自信になります。

合っていれば正解になるためです。

現実逃避する男性

しかし、言うまでもなく、答えを覚えている状態で問題を解いてしまっては、正しい読解力は身につきません。

身につくのは見せかけの読解力だけです。

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<2>講師が教えない【自主性を伸ばす公文式の教育】

さらに公文は講師が生徒にマンツーマンで教える塾ではありません。

理由は以下でくわしくお伝えしましたが、生徒の自主性を伸ばすのが公文式の教育の理念だからです。

勉強する子供 【公文と塾の違い】公文と進学塾で講師だった自分がお伝えします【どっちが良い?】

といっても、自主的に勉強しても読解力は身につきます。

それに国語の文章問題は教えるのが難しい内容であるのは否定できません。

 

ですが、より効率的に正しい読解力を高めていくには、講師の指導が欠かせないこともまた事実です。

家庭教師をする女性

その証拠に冒頭でお伝えした通り、僕は公文の他に進学塾でも講師をしていましたが、読解力の向上は進学塾に通う生徒の方がケタ違いに早かったです。

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<3>先取りすると読解よりも漢字の理解に時間を取られる【本末転倒】

さらに繰り返し学習に加えて、公文にはもう一つ特徴があります。

それは『先取り学習』です。

【先取り学習とは…】

生徒自身の学年を超えた内容を勉強すること。

例えば、小学3年生が小学4年生以上の内容を勉強することを指す。

先取り学習自体の賛否はさておき、こと国語については、先取りは悪い方向に働く可能性が高まります。

以下をご覧下さいませ。

答えを覚えた形で学習が進む
当然本当の意味で読解力は身についていない
先取り学習が進む
漢字が読めなくなり、読解よりも漢字学習に時間が取られる

上記は僕が公文で働いていたときに実際に起こったことです。

つまり国語の先取り学習は読解力を身につけるうえでマイナスになる可能性があるというわけです。

 

先取り学習自体を否定するつもりはないですが、こうした現状があるのは見逃せません。

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<4>国語の人気は低い【辞める生徒も多かった】

そして最後ですが、そもそも公文において国語の人気は低いです。

実際にデータがあるわけではないですが、少なくとも僕が働いていた教室では一番不人気教科でした。

 

辞める生徒も多かったので、おそらく読解力の向上をふくめて公文の国語に不満を感じていた保護者の方は多かったのだろうと思います。

意見 【公文の国語の口コミ】実際に聞いた評判のまとめ【リアルな声】

不満がなければ、わざわざ公文の国語を辞めたりしませんので…。

 

さらにこれも僕自身の経験ですが、僕が働いていた教室では、中学生以上になって国語を続ける生徒はほとんどいませんでした。

3教科のなかではダントツで少なかったです。たしか1、2名ほど。

卒業証書

なので国語は公文のなかで評判の悪い教科なので、おすすめできないというわけです。

個人的には、読解力を上げるなら、他塾にした方が良いと思います。

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公文の国語で読解力が身につくか知りたいときの注意点

ここまで公文の国語では読解力は身につきにくいという内容をお伝えしてきました。

とはいえ、それはあくまで僕個人の意見。

僕は自分の意見が絶対だとは思っていません。

 

そもそも公文といえども、教室長や講師の方々によって教室の運営方針は若干変わります。

リーディング 【公文の先生が合わない…】解決法を公文で働いた自分が話す【簡単】

国語に力を入れている教室もあるかもしれません。

 

なのでより確かな評判を知るには、もっと違う意見の方の意見も聞いた方が良いでしょう。

しかし、それには注意点があります。

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公文の関係者には意見を求めない方が良い【ネガティブな意見は別】

まずこの手の評判を聞くときは、なるべく公文の関係者には聞かない方が良いです。

なぜなら、公文の関係者の方々は決してネガティブなことを言わないためです。

 

例えば、自身で料理屋を営んでいる料理人は、『私の作る料理はマズイです!』とは言わないですよね。

悪い噂

なので意見を聞くときは、その人自身の立場を考えて聞くことが大切です。

当たり前の話ですが、意外に見過ごしがちです。

 

その意味では、公文に対してネガティブな意見を話す公文の関係者は信頼が置けるかもしれません。

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公文の国語と読解力まとめ

公文の国語で読解力はつかない理由
  1. 答えを覚えてしまいやすい
  2. 教えない公文式の学習法
  3. 先取りすると読解どころではなくなる
  4. 国語に満足している保護者は少ない

公文の国語を勉強しても、より効率的かつ正しく読解力を身につけるのは難しいと思います。

とはいえ、何度もお伝えしている通り、僕の意見が絶対に正しいとは思いません。

 

あくまで一人の意見として参考にして頂ければ嬉しいです。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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