【ガウディアVS公文】比較してわかったこと【公文の元講師の僕が徹底検証】

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ガウディアと公文って、比較すると何がどう違うのかしら…?
公文と進学塾で講師をした僕の経験をお伝えさせて頂きます!
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ガウディアと公文を比較すると、大きくわけて6つの違いがあることがわかりました。表にすると以下の通りです。

【ガウディアと公文の6つの違い】

月謝の安さ算・英・国の有無図形・文章題の有無思考力の向上処理能力の向上受験対策の有無
ガウディアXXX
公文XXXX

※スマホ版は表を触ると左右に動きます

※わかりやすさを重視して、〇Xのみでの表記としました

上記の表の公文の箇所は、公文で講師をしていた僕の経験を中心に作りました。

一方でガウディアについては実際に教室を目で見た経験があるわけではありませんが、手元に取り寄せた資料と関連書籍、公式サイトで徹底的に調べましたので、少なくとも表の内容は大きく間違ってはいないはずです。

 

また調べられば調べるほどに、ガウディアが公文をはじめとした大手の塾に異常な対抗意識を持っていることもわかりました。笑

今回はその点についても合わせてお伝えできればと思います。

 

ちなみに現在の僕はエンジニアをしており、教育業界とのつながりはありません。

もちろん公文とのつながりもありませんので、より公平な立場からお伝えできることをお約束します。

続きを見るとわかること
  1. 【具体的な違い】ガウディアと公文の6つの違い
  2. ガウディアが公文などの大手の塾に対抗意識メラメラな件
  3. 【共通点】ガウディアと公文の似ているトコロ

ガウディアと公文を比較してわかった6つの違い

冒頭でお伝えした通り、ガウディアと公文を比較すると、大きくわけて6つの違いがあることがわかりました。

【ガウディアと公文の6つの違い】

月謝の安さ算・英・国の有無図形・文章題の有無思考力の向上処理能力の向上受験対策の有無
ガウディアXXX
公文XXXX

※スマホ版は表を触ると左右に動きます

※わかりやすさを重視して、〇Xのみでの表記としました

それではここからは、上記の表の内容を順にお伝えさせて頂きます。

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<1>月謝を安くしたいならガウディア

まず月謝を少しでも安くしたいなら、ガウディアの方が良いです。これも表にしてみました。

【ガウディアと公文の月謝の比較表】

1教科2教科3教科
ガウディア6,600円13,200円
公文7,150円14,300円21,450円

※スマホ版は表を触ると左右に動きます

※いずれも税込み料金

※いずれも入会費と教材費も込みの料金

上記の表は、ガウディアが幼児・小学生向けの学習塾であるため、公文も幼児・小学生の月謝を取り上げています。

また、後でお伝えしますが、ガウディアは算数と国語の2教科体制ですので、3教科での月謝はありません。

とはいえ、いずれにせよ、ガウディアの方が公文より月謝が安いことがおわかり頂けるはずです。

 

しかも公文の場合は、東京都・神奈川県にある教室の月謝はさらに+550円となります。

さらに公文で英語を勉強する場合は、E-Pencil(イーペンシル)という音声機器を6,600円(税込)の買い切りではじめに買う必要があります。

E-Pencil(イー・ペンシル)

なので月謝面はどういった状況であれ、ガウディアの方が公文より安く抑えることができます。

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<2>主要3教科(算・英・国)を勉強したいなら公文

しかし、主要3教科(算数・英語・国語)の勉強がしたいのであれば、公文にすべきです。

さきほどお伝えした通り、ガウディアは算数と国語の2教科に特化した塾となるため、英語は勉強できないからです。

またこれも繰り返しになりますが、ガウディアは幼児・小学生向けの学習塾でもあるので、数学の内容も勉強できません。

【ガウディアと公文で勉強できる教科】

算数数学英語国語
ガウディアXX
公文

ちなみに手元の資料によると、ガウディアが2教科のみに特化している理由は、『算数と国語がすべての土台となる教科である』と考えているから、とのことです。

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<3>図形・文章題も勉強したいならガウディア

といっても、算数で図形・文章題も勉強したいなら、ガウディア一択です。

ガウディアで勉強する教材は、学校で習う勉強内容を網羅しているため、図形・文章題も出題されます。

小学校での学習範囲を網羅した教材です。

(ガウディアの公式サイトより)

一方で公文の算数(数学)はあくまで計算問題が中心となるため、図形問題は一切出題されません。文章問題もほとんど出題されないです。

図形【公文の算数に図形・文章題がない本当の理由】公文元講師の僕が暴露

なので算数に限った話であれば、幅広い内容を勉強したいならガウディアで、計算を中心に勉強したいなら公文、という選び方をするのも一つの手かもしれません。

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<4>思考力を伸ばすならガウディア

続いてですが、思考力(考える力)を伸ばすならガウディア…かもしれません。

というのも、ガウディアの算数教材を見る限りでは、少なくとも公文ほど機械的に解ける問題はないと感じるからです。

 

実際にガウディア側も、生徒の『思考力』を伸ばすことには特にこだわっているようで、公式サイトにある指導者の声にもそのことが反映されています。

ガウディアの教材は、読解力・思考力をつける楽しいプリントで、お子様が自学自習できるように工夫されています。

(ガウディアの公式サイトより)

 

その他にもガウディアの公式サイトや、ガウディアが作成した資料にも、『思考力』や『試行錯誤』、『自分で考える力』といったフレーズがやたらと多く登場します。

なのでガウディアが生徒の思考力を伸ばすことに力を入れているのは間違いなさそうです。

(公文が、思考力が伸びないとよく言われているのを知っているからなのかと邪推してしまいますが…。笑)

 

ですが、だからといって、ガウディアで勉強すれば思考力(考える力)が必ずしも伸びるわけではありません。

ただ、少なくともガウディアは公文のように、思考力(考える力)を伸ばすのに不向きな要素は少ない気はしています。

脳が育つ『公文で思考力(考える力)は伸びないのか?』公文と進学塾で講師だった僕の答え【完全版】

 

またガウディアが設立されたのは2006年。

日能研関東と河合塾グループが共同出資会社を設立し、その後、フランチャイズ教室の展開を始めたのは2009年のこと。

一方で公文が設立されたのは1962年ですので、ガウディアの歴史的な浅さが、良い意味で現代的な教育を実践する背景となっているのかもしれません。

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<5>処理能力を伸ばすなら公文

一方で処理能力を伸ばすなら、公文に分があります。

公文は教材プリントをより早く、多くこなす学習法が特徴ですので、処理能力を伸ばすにはピッタリです。

 

一方でガウディアは教室もしくは宿題で一日に勉強するプリントは2枚が基本ですので、一日5枚~10枚前後を勉強する公文ほど処理能力の伸びは期待できません。

1教科につき1回分2ページを基本にプリントを学習します。

(ガウディアの公式サイトより)

 

しかもガウディアの公式サイトによると、教室での学習時間は基本的に一日40分~1時間ほどになるとのことで、これも公文よりもじっくり勉強に向き合う学習法であるといえます。

1回の学習で大体40分~1時間程度になります。

(ガウディアの公式サイトより)

公文だと、早い生徒は教室に来て10分弱で帰ることもありますので、やはり短時間で早く多くの問題をこなすことを目的とした公文の方が、処理能力の伸びは期待できそうです。

実際に僕も公文で講師をしていたときは、生徒の機械的な処理能力の高さには関心することも少なくありませんでした。

 

さきほどガウディアが現代的な教育を目指しているとお伝えしましたが、それに比べると公文は古典的な教育をしているといえるのかもしれません。

 

ただ、誤解して頂きたくないので補足しますが、公文で身につく処理能力をはじめとした古典的な能力も、現代においても決して無駄にはならないと思います。

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<6>受験対策はどちらもNG

最後は受験対策についてですが、これはガウディアも公文も一切できません。

ですが、受験対策に対するスタンスに違いがあります。

まずガウディアは良心的にも、『小学校・中学校などの受験に対応していますか?』という質問に対して、否定的な回答をしています。

ガウディアは、小学校の学習指導要領の学習内容が中心となります。

小学校受験や中学受験では、各学校独自の試験があるため、それぞれ対応した塾にお通いいただくことをお勧めします。

(公式サイトより)

塾のなかには、受験対策ができないにも関わらず、『受験にも役立ちます!』と主張するところも少なくありません。

そんななか、ガウディアのこのような姿勢はとても誠実だと感じました。

正直、公式の場でこういったコメントを残すことが驚きですが、繰り返す通り、良心的です。

 

一方で公文はガウディアのように、公式の場で受験に対して否定的なコメントは出していません。

しかし、公文で講師をしていた僕の経験上、公文でも受験対策ができないのは事実です。

 

なのでガウディアと公文は受験対策に対するスタンスこそ違いますが、どちらも受験対策には対応していません。

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ガウディアは公文との比較をやたら強調している?

以上のことから、ガウディアと公文には色々な違いがあることがご理解頂けたかと思います。

とはいえ、こういった違いについては、ガウディア側が公式に強調していることも事実のようです。

なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?』という本には、ガウディアのことが以下のように語られています。

週2回教室に通い、算数と国語の無学年のプリント教材に自学自習スタイルで取り組む点は、公文式とも学研教室とも似ている。

1日あたりのプリント枚数に上限を設定したうえでその範囲内で量を調整するところは、公文式と学研教室の折衷といったところ。

しかし教材設計のコンセプトは明確に公文式のアンチテーゼである。

(『なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?』178ページより)

この理由について、書籍の内容をまとめておきました。

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公文とは真逆の学習法である!

まず書籍には、ガウディアが公文とは真逆の学習法であると強調していることが語られています。

以下はガウディアがフランチャイズ展開の開始直後に作成したパンフレットとコンセプト・ブックを元にした内容です。まずはパンフレットを元にした内容になります。

パンフレットでは、「いきなり計算問題はやらない」「パターン学習ではない」「イメージして意味を理解する」「知識の活用力を高めるなどのメッセージを強調する。

指導形態は似ているが、公文式が1970年前後にあえて捨てると決断した部分を主目的にしている点で、実は真逆の学習法であると言える。

(『なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?』178ページより)

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大手学習塾(おそらく公文のこと)は時代遅れだ!

続いては、ガウディアが大手学習塾のことを時代遅れだと強調している内容です。

そして書籍では、その大手学習塾は公文であると推察しています。ガウディアが作成したガウディアのコンセプト・ブックを元にした内容です。

コンセプト・ブックでは、国際的な学力調査で日本の子供たちの「活用力」不足が指摘されていることを根拠に、「大手学習教室の指導メソッドが教育トレンドに合っていない」と一刀両断する。

大手学習教室が公文式を示すことは明らかだ。

(『なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?』178ページより)

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大手学習塾(おそらく公文のこと)の欠点を指摘

最後は書籍の179ページに載っていた、ガウディアが指摘する大手学習教室(おそらく公文のこと)のデメリットです。

まずはガウディアがアンケートを取った、多くの保護者が指摘していることになります。

ガウディアが公表した、保護者による大手学習塾(おそらく公文)のデメリット
  1. 試行錯誤が苦手になる
  2. 一度解いた問題以外を解くのが苦手になる
  3. パターン学習を重視しているため、正答できるが、理解していないことが多い
  4. 指導が楽な分野しか教えていない
  5. 字が雑になる

メリットもまとめておきました。以下になります。

ガウディアが語る大手学習塾(おそらく公文)のメリット
  1. 学習習慣が定着する
  2. 計算が速くなる
  3. 何学年も先の学習ができる

 

公文が生徒の『思考力(考える力)』や『理解する力』の伸びを阻害してしまっている面があるのは、僕も事実だとは思います。

とはいえ、それよりも個人的に思ったのは、ガウディアがそういった公文がよく言われがちな弱点を的確に突いているということです。笑

名指しはしていないが、公文式と学研教室と思われる「大手学習教室」2つとガウディアを、「本質的な理解」と「学習単元」の2軸で区切った4象限上に配置して比較した図も掲載されている。

それによれば、ガウディアと学研教室は「本質的な理解が高く学習単元が多い」領域に配置されているが、公文式は「本質的な理解が低く学習単元が少ない」領域に配置されている。

(『なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?』179、180ページより)

 

もしかしたらガウディアは、公文をはじめとした大手学習塾に思うことがあって、設立された塾なのかもしれません。

僕はどちらの味方でもないですが、しかしながら、教育業界全体で見ると、公文をはじめとした大手学習塾が独占する状況は良いこととは思えません。

なのでガウディアのような、公文をはじめとした大手学習塾とは明確に違ったコンセプトを掲げた塾には、とても注目しています。

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ガウディアと公文は比較してみると違いばかりでもなかった【共通点は4つある】

以上、ここまではガウディアと公文の違いについての内容でしたが、そうはいっても両者は違いばかりでもありません。

ガウディアと公文には共通点もあります。表にすると次の通りです。

ガウディアと公文の共通点
  1. 講師は手取り足取り教えない
  2. 先取り学習が可能
  3. 教室に通うのは週2日
  4. 国語に大きな違いは見られない
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[1]講師は手取り足取り教えない

まずガウディアにせよ公文にせよ、講師が生徒に勉強を手取り足取り教えることはありません。

これは生徒の自主性を伸ばすためです。

 

僕が公文で講師をしていたときも、『生徒に教えすぎないこと』というのは研修などで徹底されましたし、実際そのようにしていました。

これはガウディアでも同じようです。

 

とはいえ、そうはいっても、困っている生徒に対して手を差し伸べることはありますので、ご安心下さいませ。

あくまで手取り足取り教えることを前提とはしていないだけです。

[2]先取り学習が可能

先取り学習が可能であることも、ガウディアと公文は共通しています。

【先取り学習とは…】

学年を越えた内容の勉強をすること。

例えば、小学1年生が小学4年生の内容を勉強することなど。

ちなみに公文では先取りの条件を満たすことで『オブジェ』というトロフィーがもらえる制度があるなど、先取り学習にはとても肯定的です。

一方でガウディアにも先取り学習自体はあるようですが、公文ほど推奨しているのかは不明です。

[3]教室に通うのは週2日

教室に通うのが週2日であることも、ガウディアと公文は同じです。

といっても、公文ではご家庭の都合などで、週1回にしたり、通信学習にすることも可能です。

あくまで週2日が基本とはなりますが、僕が公文で講師をしていたときも、週1や通信のお子さんは何名かいらっしゃいました。

ガウディアでも他の習い事との兼ね合いなどで週1回にすることは可能なようですが。

[4]国語に大きな違いは見られない

最後は公文で講師をしていた僕の個人的な印象になりますが、ガウディアも公文も、国語の勉強内容についてはそこまで違いはないと感じました。

共通点とまではいえないかもしれませんが、少なくとも算数ほどの違いはないと感じています。

 

というのも、ガウディアにせよ公文にせよ、国語で重視しているのは『読解力』です。

文章を読んで問題を解く流れはガウディアも公文も同じですので、さほど違いは感じません。

僕の手元にはガウディアと公文の両方の国語教材がありますが、見ている限りでも違いは感じないです。

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ガウディアと公文の比較まとめ

【ガウディアと公文の6つの違い】

月謝の安さ算・英・国の有無図形・文章題の有無思考力の向上処理能力の向上受験対策の有無
ガウディアXXX
公文XXXX

※スマホ版は表を触ると左右に動きます

※わかりやすさを重視して、〇Xのみでの表記としました

ガウディアと公文の共通点
  1. 講師は手取り足取り教えない
  2. 先取り学習が可能
  3. 教室に通うのは週2日
  4. 国語に大きな違いは見られない

以上のことから、ガウディアと公文には、多くの違いと共通点があることがご理解頂けたかと思います。

 

といっても、ここだけの情報で、どちらが良くてどちらが悪いのかを言い切ることはできません。

細かくいえばもっと違いがあるでしょうし、教室ごとによっても違いがあるかもしれないからです。

合う合わないの問題もあります。

 

そのため、もしどちらに通うべきか迷ったら、まずは自分の目で見て肌で感じてみることを経験上、強くおすすめします。

 

今回は以上になります。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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