パンぞう
トモヤ
色彩心理学を大学で勉強することは可能です。
実際に僕は大学の研究で色彩心理学を勉強していました。
ですが、大学で色彩心理学だけを専門に勉強することは不可能に近いです。
今回は、僕の大学生活の経験談を元にお話しさせて頂きますね(`・ω・´)ゞ
- 【1つだけ】色彩心理学を大学で勉強する方法
- 『なぜ、大学で色彩心理学を専門にするのが難しいのか?』の答え
- 大学卒業後の進路について
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色彩心理学を大学で勉強する方法
色彩心理学を大学で勉強する方法は1つだけです。
あくまで+αの学問として勉強する
結論からいうと、大学で色彩心理学を勉強するなら、あくまで+αとして位置づけましょう。
例えば、以下の通り。
- メインは社会心理学⇒研究のときに色彩心理学の知識を取り入れる
- メインは行動心理学⇒色彩心理学の研究結果を行動心理学の勉強に活かす
つまり専門は他にしましょうということです。
『木で例えるなら、幹ではなく枝とするべき』ともいえますね。
ちなみにですが、僕は上記の①に当てはまります。
メインは社会心理学でしたが、研究のときに色彩心理学の知識を取り入れていました。
色彩心理学を大学で専門的に学ぶのが難しい2つの理由
パンぞう
トモヤ
とはいえ、なかには色彩心理学を大学で専門的に勉強したい方もいるはずです。
しかし、冒頭でお伝えしたように大学で色彩心理学だけを専門に学ぶのはとても難しい現実があります。
- 信頼性が低い【研究結果がひっくり返ることも】
- 色彩心理学を専門にする教員が少ない
理由は上記の通りです。
異論があるかもですが、上記は大学で心理学を勉強していた僕の経験談です。
順にご説明させて頂きます<(_ _)>
<1>信頼性が低い【研究結果がひっくり返ることも】
まず色彩心理学自体の信頼性がさほど高くありません。
海外の論文を見ても、色彩心理学の過去の研究結果がひっくり返ることはよくあります。
理由はいくつかありますが、一つは『色』が個人の主観に影響を受けやすいからでしょう。
いわゆる先入観。心理学的にいうとバイアスですね。
もちろん『信頼性が低くても専門的に勉強したい!』という方もいるかもです。
しかし、信頼性が低い学問はそもそも学問として成立しにくい現実があります。
なので色彩心理学を大学で専門に勉強するのはとても難しいです。
僕が知る限りでも、色彩心理学だけを学べる大学は聞いたことがありませんので。
<2>色彩心理学を専門にする教員が少ない
そしてさきほどの話の続きにもなりますが、現状では色彩心理学だけを専門にしている研究者はほんの少数です。
なので色彩心理学だけを教えてくれる環境はほとんどないでしょう。
というより、僕は日本で色彩心理学だけを研究している大学教員を聞いたことがありません。
海外でも多いとはいえないです。
色彩心理学の論文も研究者の方は社会心理学や教育心理学といった他の学問出身の方ばかり。
以上のことから、大学で色彩心理学だけを勉強する環境は整っているとはいえません。
色彩心理学を大学で勉強しても就職は厳しいかも
大学で勉強する以上、気になるのが就職面ですよね。
そこで最後は就職面についてお話しします。
専門職がほとんどない現実
結論からいうと、大学で色彩心理学をみっちり勉強してもあまり働き場所はありません。
そもそも色彩心理学を活かす仕事が少ないことが理由です。
僕が知る限りでは、『カラーセラピスト』あたりが色彩心理学の知識を多少なりとも活かせる気がします。
しかし、カラーセラピストになるには大学を出る必要はありません。
ぶっちゃけ大学で専門的に色彩心理学を勉強する意味は感じませんね。
他にはデザイン系の仕事に色彩心理学の知識が活かせるかもです。
とはいえ、色彩心理学は心理学のなかでも少しマイナーな学問。
専門職がほとんどないのが現実です。
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別に専門職につきたいと思わないなら話は別です。
ですが、将来的なことを考えると大学生活を色彩心理学に多くの時間をささげるのは微妙に感じてしまいます。
色彩心理学の大学まとめ
- 色彩心理学だけを学べる大学は少ないので、他の教科の+αとして勉強するのがおすすめ
色彩心理学は面白い学問です。
しかし、色彩心理学を取り巻く現状を見ても、大学で専門的に学ぶには厳しいといわざるを得ません。
とはいえ、経験的にも知れば知るほど奥が深い学問であることは事実です。
色彩心理学を本格的に勉強したい方は是非参考にして下さいね。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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