『禁煙処分事件』(最判昭45.9.16)をわかりやすく

>>憲法の判例一覧へ

武器になる本 【『憲法』の判例一覧】重要判例まとめ【わかりやすい有名判例】

『禁煙処分事件』(最判昭45.9.16)をご紹介させていただきました。

可能な限り、わかりやすくまとめたつもりです。

このページでわかること
  1. 判例の論点
  2. 参考文献

ーーーーー

注:このページの情報は自分独自の考察も元としています。

間違っていないとは言い切れませんので、あくまで一つの参考にして下さいませ。

ーーーーー

『禁煙処分事件』(最判昭45.9.16)をわかりやすく

事案:禁止された未決勾留者のタバコ

未決勾留されていたXは、タバコを禁止されたことにより、精神的・肉体的苦痛を訴え、慰謝料を請求した。

>>【裁判所のホームページ】国家賠償請求

争点:刑事収容施設内でのタバコの規制の是非

刑事収容施設内で、タバコを禁止することは、合理的規制といえるか?

結論:合憲

いえる。

理由:秩序の維持に必要な合理的制限だから

・刑事収容施設内で優先されることは、秩序の維持であるため、規制は必要かつ合理的な制限であるから

・タバコを必要とする者の心情は慮るべきかもしれないものの、タバコは生活必需品とはいえず、火災などの危険もある

『禁煙処分事件』(最判昭45.9.16)をわかりやすくまとめ

まとめ
  1. 刑事収容施設内でのタバコの禁止は、その秩序の維持を優先するうえで、必要かつ合理的な制限である

参考文献

関連ページ